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布団カバーの生地ごとの肌触り|おすすめ生地3選

お布団カバーを選ぶ時に重要なポイントとして肌触りがあります。特にお肌の敏感な方は、大変な思いをして選ばれているのではないでしょうか。今回は生地の基本的なことから、素材や織り方編み方によっての肌触りの違いをご紹介させていただきます。
肌触りは人によっても感じ方が異なり、言葉が画像だけで説明してもうまく想像ができず、想像していたものと違ったものだった…ということもあります。当店つくるカバーでは、無料の生地サンプルサービスを行っておりますので、気になる生地を実際に手に取ってからご購入いただくことが可能です。最後に当店おすすめ生地もご紹介いたしますので、ぜひ試してみてください。

1.生地の種類について

生地には織物と編物があります

生地は大きく分けると、縦糸と横糸を交差させて織り上げる「織物」と、ループ状にした糸(編み目)にさらに糸を引っ掛けて編み上げる「編物」があります。縦糸と横糸がある織物と比べ、編物は基本的には1本の糸で編んでつくられるという大きな違いがあります。

素材の違い

大きくは天然繊維と化学繊維の2つに分けられます。
天然繊維には、植物繊維である綿や麻、動物繊維である絹や羊毛などがあります。また、化学繊維には、石油系を原料とするポリエステルやナイロンなどの合成繊維があります。

2.それぞれの生地の肌触り

ふっくら柔らか【ガーゼ】

ガーゼと聞くと、医療用ガーゼが思い浮かぶ方もいらっしゃるかと思います。では、ガーゼとはどういった生地でしょうか。ガーゼとは、コットン(木綿糸)を平織りにした柔らかい布のことです。医療用で使われるほど通気性も良く、吸湿性にも優れ、汗をかいてもしっかりと吸収放出してくれます。赤ちゃんの肌着などにもよく使用され、お肌がデリケートな方にもおすすめの生地です。
また、ガーゼは1枚の一重ガーゼだけではなく、ダブルガーゼや6重ガーゼなど幾重にも重なった生地もあります。重なっているガーゼ生地は、ガーゼとガーゼの間に空気をたっぷり取り込み、保温性にも優れています。

するんとなめらか【サテン】

サテンとは、生地の名前ではなく、織り方の種類である「朱子織(または繻子織)」のことをいいます。なので、綿のサテン生地やシルクのサテン生地など様々なものがあります。サテン織りは、縦と横の糸の交差が少なく、縦横どちらか一方の糸が表面に多く出る織り方です。そのため、生地表面がなめらかで柔らかく光沢のある生地に仕上がります。これがするんとなめらかな肌触りを生んでいます。

ふんわりふかふか【パイル】

パイル生地はタオルを想像していただくとわかりやすいですが、片面または両面の糸がループ状になっている生地のことです。タオルを肌にあてると感じるふんわりと柔らかい肌触りは、糸がループ状になっていてクッション性があるためです。ふかふかとした弾力性もこの表面を覆っているループ状のおかげです!
また、他の平面的な生地と比べると、お肌にあたる表面積が大きいので、抜群の吸水性を発揮してくれます。この抜群の吸水性があるので、夏の汗をかく季節はもちろんおすすめなのですが、パイルは寒い冬にもおすすめの生地なんです!ループ状の糸が空気をたっぷりと含み、保温性にも優れています。春夏秋冬、オールシーズン使うことができる生地です。

ふっくらもっちり【ニット】

ニットとは、編物の総称をさします。ニットは1本の糸で輪を作りながら編んでいきます。伸縮性に富み、柔らかくもっちりとした肌触りが特徴です。天竺ニットやスムースニットなど編み方で様々なニットがあります。伸縮性があるので、電動ベッドなど動きのある寝具にもフィットしやすく、おすすめの生地です。

ふわふわ柔らか【起毛】

起毛とは、「毛を起こす」の漢字からもわかるように、生地の表面の繊維を毛羽立たす加工を施したもののことです。片面のみ起毛の生地や表裏両面とも起毛させたもの、毛足の短いもの毛足の長いものなど様々な種類があります。起毛のおかげで、触れた瞬間にあったかく、ふわふわっとした柔らかい肌触りになります。寒い冬の季節はお布団に入るとヒヤッと感じることもありますが、起毛素材をうまく取り入れることでよりあったかく過ごすことができます。

さらっとシャリ感【麻】

夏の暑い季節、たくさんの汗をかき、衣服や布団カバーなどがお肌にはりついて気持ち悪い経験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな時におすすめなのが、さらっとシャリ感のある麻素材です。
植物から作られる繊維の総称を「麻」と呼びます。麻の種類として、リネン、ラミー、ジュート、ヘンプなどがあり、衣類やタオルなどによく使われるのが、リネンとラミーです。ラミーの方が麻特有のシャリ感があり、パリッとした肌触りで、リネンの方が比較的柔らかく、綿との混紡でもリネンが多く用いられています。

3.おすすめ生地3選

肌への刺激が少なく、つるつるすべすべ【シルクサテン】

こちらのシルクは一般的な綿生地の2倍以上の極細糸となる、タテ42デニール、ヨコ84デニールの糸でサテン織りをしているため、するんと柔らかく肌沿いがよく、つるつるでなめらかな肌触りが特徴です。まるで真珠のような美しい光沢も魅力のひとつ。
シルクは人の肌成分に近いタンパク質由来で、お肌への刺激が少なく、とってもやさしい素材です。また、シルクは繊維の間に空気をたっぷり含むことができるので、外の暑さ・寒さに影響されにくく、快適な状態を保つことができます。さらに、天然素材の中でも、放湿性、吸湿性、保温性にも優れているため、「冬は暖かく、夏は涼しく」オールシーズン快適にお使いいただける生地です。

さらっとなめらかで軽い【80オーガニック超長綿ダブルガーゼ】

超長綿の80番手コンパクト糸を使用しているので、とっても軽く肌触りがなめらかで肌沿いの良い生地です。さらに和晒加工をすることで、ふっくらと肌触りのやさしいダブルガーゼに仕上がりました。オーガニックコットンで、環境や人にもやさしい生地。
従来のカバーより約30%(当社比)も軽量なので、膨らみが重要な羽毛布団の厚みもつぶさず相性抜群です!もちろん通気性、吸水性、吸湿性にも優れているので、夏はサラッと、春秋はふんわりあたたかく、冬は羽毛布団のカバーとして、オールシーズン快適にお使いいただけます。

汗をかいても肌にはりつかない、シャリ感たっぷり【近江ちぢみ麻】

近江麻は独特のシャリ感と接触冷感性で古くから夏の寝具や衣料に使用されてきた素材です。この細番手のラミーを100%使用した近江ちぢみ麻は、汗をかいても肌にはりつかない暑い夏に最適です!麻は熱伝導率がよく、放熱性に優れているので、触れた瞬間にひんやりと感じます。吸水性も綿の4倍で、汗をかいてもサラサラと快適に過ごせます。
経糸をホワイト、横糸に色糸を配し、平織にしたシャンブレーは、糸ではなくわたから染めるので糸自体に色のムラができ、麻糸自体の光沢とあいまって、大変複雑で高級感のあるカラーに仕上がっています。

つくるカバー店長
岩本悠資プロフィール

岩本悠資

所属 岩本繊維株式会社 代表取締役社長
出身 1983年10月 京都生まれ
経歴 同志社大学経済学部卒業。広告代理店入社、営業部配属。岩本繊維入社後、日本全国の寝具専門店、家具店などの小売店への卸営業活動を経て、自社ECサイト「Living Mahoroba楽天店」「つくるパジャマ」オープン。
睡眠健康指導士のアプローチで快眠に関する知識や寝装品、パジャマ選びなどの情報をブログで発信。
資格 ・上級睡眠健康指導士(第553号)、日本睡眠教育機構所属。
https://jses.me/
・通販エキスパート検定3級(310010270093)、一般社団法人 通販エキスパート協会所属。(https://tsuhan-exa.org/
・京セラ創業者稲盛和夫氏を塾長とする経営勉強会「盛和塾」所属。(盛和塾は2019年12月閉塾)
(https://www.kyocera.co.jp/inamori/contribution/seiwajyuku/about.html)

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