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リネン シーツ おすすめ|麻の特徴と選び方

上質な天然素材として人気のある「麻」。サラッとしていて特有のシャリ感に虜になる人も多いはず!
夏はもちろん一年中お使いいただける麻のシーツの魅力をご紹介いたします。

1.麻について

麻は古くから愛され、縄文時代にはすでに使用されていたことが確認されているというほど。夏になるとリネンのシャツなどが並べられるので麻=リネンとお思いの方も多いのではないでしょうか。麻と一言にいっても使用されるものや特徴が異なりますがリネン、ラミー、ケナフ、ジュート…などなんと20種類以上もあるなんてびっくりですよね!

2.麻カバーの特徴

麻のメリット

熱伝導性 
放熱性に優れているので、触っただけでヒンヤリ、体温を下げてくれます。
・吸放湿性
綿に比べて吸湿性が約1.5倍、放湿性が1.4倍でサラッとした肌触りで蒸れにくく快適です。
抗菌
細菌の発育や増殖を阻止する性質が備わっているので、カビや雑菌の繁殖も抑えてくれます。さらに、汚れもある程度ははじいてくれるので落としやすいという効果も。
耐久性
麻は洗うたびに柔らかく、風合いが増します。
また、強度が高くてへたりにくいので夏場に頻繁に行うお洗濯にもうれしいポイントです!
速乾性
麻は繊維組織に中空構造を持ち、水分を素早く発散することができるので洗濯しても自然乾燥で乾いてくれます。
このように麻は良いところがたくさんで長く愛されるのも納得ですよね!


麻のデメリット

縮みがでることも
麻は天然繊維の中でも水による縮率が高く、綿と比べても、より縮みやすい性質があるといえます。織りや加工にもよるので一概には言えませんが、麻100%だと5~10%程度縮む場合もあるので心配な方は各生地の収縮率を目安に大きいサイズをお選びいただくのがおすすめです。お洗濯の際は、特にタンブラー乾燥をすると極度に縮んでしまうこともありますのでなるべく控えるようにして、洗濯絵表示にしたがって行うようにしましょう。
シワになりやすい
麻はお洗濯やご使用によってシワになりやすいですが、あえてそのシワを風合いとして楽しむ方もいらっしゃいます。シワが気になってしまう場合には、お洗濯の際に脱水を緩くかけて自然乾燥で干しておくと比較的マシになりますよ。
ネップ(節)が出やすい
綿繊維に比べ麻繊維の特性上、均一に整った糸を紡ぐ事が困難な麻。生地表面に繊維が絡み合って出来た糸の節(ネップ)というプツっとした玉状のものや、線のようなものが出やすいです。

ネップ(節)

3.麻シーツの選び方

麻のメリットやデメリットがわかったところで、冒頭で少しご紹介した麻の種類を聞いて寝具で使われる麻はどういったものがあるのか、その違いについてもご紹介していきます。

カバーに使われる麻について

先ほどもご紹介した通り麻繊維には20種類ほどありますが、品質表示に「麻」と表記されている場合は、リネン(亜麻/あま)とラミー(苧麻/ちょま)のどちらかです。

リネンとラミーはどう違う?

リネンとは、草丈80cmほどの亜麻科の1年草です。淡紫色の可憐な花がさきます。 通気性・吸水性に優れており、シャリ感のある風合いにより汗ばんでも肌に密着しない、蒸し暑い日本の夏にぴったりの素材!夏にはリネンシャツなど衣類でも人気のある生地です。

ラミーは熱帯、亜熱帯地方で成育する多年草の植物です。通気性・吸水性に優れ、汗ばんでも肌に密着しないサラリとした清涼感が特長です。上品な光沢があり、天然植物繊維の中で最高の強度を持っていると言われています。

リネンはラミーに比べ、シャリ感、涼感、チクチク感が少なく、柔らかい肌触りが特徴です。さらに、洗濯を繰り返してもシャリ感が変わりにくいラミーに対し、リネンは水洗いに弱く、どんどん柔らかい風合いに変化していきます。また、リネンは元々、ヨーロッパで昔から使われ、原料産地もヨーロッパのものが多く、ラミーは日本やアジア諸国で昔から使われ、原料産地は中国や東南アジアなどが多いです。

リネンとラミーの違いについてお分かりいただけたでしょうか。これらの違いからご自身にあった素材をおえらびいただく参考にしていただけますと幸いです。

4.当店のおすすめ

ここからは当店”つくるカバー”で取り扱っている麻のシーツをご紹介いたします。

べたつかない清涼感あるシボ加工
【近江ちぢみ麻】

こちらはラミーの生地で伝統の技法によって製織された近江ちぢみの生地に、昔ながらの匠の技と新しい技術を使って作り出された「しぼ」加工品です。形状保持性に優れた「しぼ」の凹凸で肌への接触面を少なくし、シャリ感のある抜群の肌触りが得られ、べとつき感もありません。天然繊維の麻のみが持つ爽やかな縮布は、軽くサラサラと心地よい、夏に最適な素材です。

デメリットでご紹介したシワもあえて初めから加工でついているとお洗濯の際にも気になりにくくなります。

洗い加工で柔らかく高級感たっぷり!
【60先染めフランスリネン】

こちらは名前にもある通りリネンの生地です。吸湿発散性に優れ、熱伝導率が高い、麻(リネン)100%使用の夏におすすめのひんやりとした肌触りが魅力。クールクラッシュ加工でソフトで柔らかいので、麻のチクチク感が苦手な方にもおすすめです。フランス産のとっても細い60番手の糸を使用し、約40%も軽く(当社比)仕上がりました!味のある風合いとほどよい光沢で上品な印象に。

5.さいごに…

つくるカバーでは、リネンのバリエーションを増やしてお客さまにお届けできるよう開発に努めてまいります。

つくるカバー店長
岩本悠資プロフィール

岩本悠資

所属 岩本繊維株式会社 代表取締役社長
出身 1983年10月 京都生まれ
経歴 同志社大学経済学部卒業。広告代理店入社、営業部配属。岩本繊維入社後、日本全国の寝具専門店、家具店などの小売店への卸営業活動を経て、自社ECサイト「Living Mahoroba楽天店」「つくるパジャマ」オープン。
睡眠健康指導士のアプローチで快眠に関する知識や寝装品、パジャマ選びなどの情報をブログで発信。
資格 ・上級睡眠健康指導士(第553号)、日本睡眠教育機構所属。
https://jses.me/
・通販エキスパート検定3級(310010270093)、一般社団法人 通販エキスパート協会所属。(https://tsuhan-exa.org/
・京セラ創業者稲盛和夫氏を塾長とする経営勉強会「盛和塾」所属。(盛和塾は2019年12月閉塾)
(https://www.kyocera.co.jp/inamori/contribution/seiwajyuku/about.html)

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