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シルクサテン メリット|おすすめの寝具

なめらかで吸い付くような肌触りと、美しい光沢が魅力の「シルク」。古くから高級素材として愛されているシルクは、見た目の美しさだけではなく、機能面でも優れた素材になっています。そこで今回は、シルクのメリットについてご紹介していきます。

1.そもそもシルクって何?

シルクとは、カイコガの幼虫、蚕(かいこ)が吐き出す1本の糸で作られた繭(まゆ)を原料とした繊維の総称で蚕(カイコ)の繭から取れる天然繊維のことをいいます。

綿や麻などの植物性の天然繊維と違い、蚕(かいこ)が蛹(さなぎ)になるために桑の葉などを食べ、体内に蓄積されたタンパク質(シルクプロテイン)でできた動物性の天然繊維です。

蚕は丸二日間、休むことなく、糸を吐き続けて、1,000~1,300mほどの量になるそうです。しかも糸は基本的に切れることなくつながっているというから驚きですよね。ちなみに養蚕農家さんの話によると、蚕が糸を吐いているときに、びっくりさせてしまうと、糸を吐くのを止めてしまうため、静かにしておかなければいけないそうです。蚕(かいこ)は桑の木の葉を食べて、消化管にその栄養素を蓄えていき、繭を作る際に吐く糸はその栄養素が全て含まれています。食べる桑の木によって、吐く糸、できあがる繭の色などが変わり、繭にも銘柄があります。

・日本種…「あけぼの」「芙蓉(ふよう)・東海」
・中国種…「満月」「銀嶺(ぎんれい)」
・野蚕…「天蚕(てんさん)」

ちなみに桑の木は1,300種類ほどあるそうなので、繭も1,300種類あってもおかしくないわけですね。また、繭(まゆ)の中の蛹(さなぎ)が羽化して成虫の蚕蛾(かいこが)になってしまうと繭から糸を作れないため、シルク(絹)の糸を作るということは蚕(かいこ)の命をいただいているということです。大切に使わせていただかないといけないですね。

2.シルクのメリット

①上品な光沢!

シルクには、他の天然繊維や合成繊維では出すことができない、ナチュラルで美しい光沢があります。これはシルクの複雑にからみ合った繊維構造と、三角形をした断面が関係しており、自然光が内部で乱反射することで、奥行きのあるツヤを生み出しています。

②吸湿性と放湿性に優れている!

もともとは、蚕を守るために生まれた繊維なので、吸湿性・放湿性のほかにも、通気性や保温性にも優れた素材になっています。シルクはコットンの約1.5倍の吸水性があります。

③紫外線(UV)をカット!

シルクには紫外線カット率が90%あり、スカーフやショールとして巻くだけで、紫外線からお肌を守ってくれます。放湿性も優れているので、暑い夏でも快適に使用可能です。

④静電気が起きにくい!

シルクは、生地の摩擦による静電気が起きにくい素材です。そのため、チリやホコリも付きにくく、室内外問わず綺麗な状態を保つことができます。

⑤美しい色合い!

シルクは、天然繊維の中でも染色性に優れた素材のひとつです。繊維の深くまで染料が浸透するので、深みのある上品な色合いに仕上がります。

3.シルクを取り扱う注意点

シルクは、引っ張る力にはとても強い反面、摩擦に弱く、表面も傷つきやすいデリケートな素材です。洗濯する際は、やさしく手洗いするかクリーニング店に出すようにしましょう。また、シルクは生地面がなめらかなので、傷・糸つれが目立ちやすくなっています。普段の生活や、保管時の引っ掛けには注意が必要です。シルクには紫外線をカットする効果がありますが、紫外線を跳ね返すわけではなく吸収する素材です。長時間日光に当てると、黄色く変色する可能性があるので、洗濯後の乾燥には特に注意しましょう。

シルクはとてもデリケートなので、摩擦はもちろん、水にもあまり強い素材ではありません。まずは品質表記を確認して、お手入れするようにしましょう。また、手洗い表記の場合でも、大切なアイテムはクリーニング店に出すのがおすすめです。

4.シルクのお手入れの仕方

お手入れの仕方について、シルクは洗濯機で洗ったり、乾燥機を使用することはできません。また手洗いする際も、ゴシゴシ洗うと生地が傷む場合があります。自宅で洗う際は、洗面台に中性洗剤を溶かした20度前後の洗い液を用意して、優しく洗うか、付け置きで汚れを落としてください。2〜3回洗い液を通したら、同じく20度前後のぬるま湯で、洗剤がすべて落ちるまですすぎましょう。洗い終わったら、軽く絞って水分を落とし、陰干しで乾かすようにしましょう。多少水分が残っていても、シルクは速乾性があり、シワにもなりにくいので問題ありません。次にアイロンですが、使用する際はかならず当て布をして、低温であてるようしましょう。ただし強いシワ以外は、霧吹きをして1日干しておくと戻るので、まずはそちらを試してみてください。

シルクは値段も高く、デリケートな繊維ですが、他にはない風合いと特徴があり、長く大切に使ってこそ魅力がわかる素材です。ぜひお気に入りの一品を仕立てる際には、参考にしてみてください。

5.シルクサテンおすすめアイテム

①お布団カバー・シーツ

コットンのシーツでは味わえない、サラリとした気持ちの良い肌触りはシルクならではの特性です。機能面はもちろん、見た目にも高級感があり、部屋全体の印象が大きく変わるのでおすすめです。

シルクサテン

真珠のように美しい極上の光沢があるシルクサテン。
こちらのシルクは一般的な綿生地の2倍以上の極細糸となる、タテ42デニール、ヨコ84デニールの糸でサテン織りをしているため、すべすべつるつるの肌触りで、柔らかく肌沿いのよい生地です。また、吸放湿性が高く、保温性にも優れているので、「冬はあたたかく、夏は涼しく」一年を通して快適に使うことができます。

つくるカバー店長
岩本悠資プロフィール

岩本悠資

所属 岩本繊維株式会社 代表取締役社長
出身 1983年10月 京都生まれ
経歴 同志社大学経済学部卒業。広告代理店入社、営業部配属。岩本繊維入社後、日本全国の寝具専門店、家具店などの小売店への卸営業活動を経て、自社ECサイト「Living Mahoroba楽天店」「つくるパジャマ」オープン。
睡眠健康指導士のアプローチで快眠に関する知識や寝装品、パジャマ選びなどの情報をブログで発信。
資格 ・上級睡眠健康指導士(第553号)、日本睡眠教育機構所属。
https://jses.me/
・通販エキスパート検定3級(310010270093)、一般社団法人 通販エキスパート協会所属。(https://tsuhan-exa.org/
・京セラ創業者稲盛和夫氏を塾長とする経営勉強会「盛和塾」所属。(盛和塾は2019年12月閉塾)
(https://www.kyocera.co.jp/inamori/contribution/seiwajyuku/about.html)

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